ワタクシが長い間29インチ自転車に乗って確信したこと。
それが、ワタクシが「やまめの学校」で教えている重心の大切さです。
理論上では、小さい車輪よりも障害物を乗り越えやすい29インチ自転車。
それはあくまでも理論上でのお話・・・・・。
超えやすいのは、そこに荷重が掛かっていなかったらの場合でのお話です。
もし前荷重がきつい状態だったらどうでしょうか?
引っかかるんです・・・・・・29インチでも・・・・・見事に・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
理論上では慣性が大きな29インチ自転車ですが、それはあくまでも車輪を荷重が掛かっていない状態で回したときの話。
では荷重をどさっと掛けた状態だったらどうでしょうか?
慣性がつかないんです・・・・・・重いだけの自転車になっちゃうんです・・・・。
それをきちんと踏まえて、理解して、はじめて29インチ自転車の乗り越えやすさとスピードを手に入れる事ができるんです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワタクシがセッティングした29インチ自転車に乗った方なら、その大切さは良~くわかってますよねぇ。
あの軽さ・・・・あのスピード。
しかも乗りやすいんです。
それは26インチでも一緒のことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハンドルを低くすると、おなかを凹ませて背中にラクダのコブを作り続けなくては思いっきり前荷重になってしまいます。
そして下りが難しくなります・・・・・サスペンションが沈みっぱなしになったり、後ろに荷重を持っていくために腰を引かなくてはいけないので・・・・・・舵もききません・・・・。
ワタクシは、ハンドルとサドルの高さを同じくらいにします。
下りで前のめりにもならないし、サスペンションもちゃんと機能します。
もちろん腰を大きく引かなくて良いので、舵だってちゃんとききます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下りではサドルの後ろのほうにきちっとお尻を乗せて下っています・・・・・ブレーキがよく効くので。
下りで立ち上がってブレーキすると、後ろタイヤに荷重が乗らなくなって滑りやすくなります・・・・しかも重心が高くなって不安定な状態・・・・・。
座っていないと、後ろタイヤつぶれないでしょ?
・・・・・・・・・・・・・・・
人間はシーソーの軸。
腕は頭の位置をキープするための道具。
登りになれば腕は曲がり、下りになれば伸びます。
これは、やまめの学校に来た方なら、わかりますよね~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも同じようにラクダのコブを作ることできますか?
体調によって左右されちゃいます・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・
やまめの学校が教えているのは、ラクダじゃなくても楽だ!!・・・・・もとい、おなか凹まさなくてもちゃんと走れる方法です。
いつも同じような感覚で走れます。
ハンドルを低くしておなかを凹ましている人も、何でおなかを凹ませているのかわかります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
重心
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
柔道で技を掛けるとき、どっしり構えている人に技を掛けても投げられません。
技を掛ける瞬間というのは、相手の重心が崩れた時!!
たとえば・・・ぐいっと引っ張って、相手が引っ張られまいと踏ん張った瞬間、引っ張る力を緩める・・・・。
相手の重心は後ろへと崩れます。
その瞬間に技を掛けるから、きれいに飛んでゆくんですねぇ~。
・・・・・・・・・・・・・
技掛けられますよ。
・・・・・・・・・・・・・・
安全ですか?重心のことを考えない自転車。
シーソーの軸は、あまり動かなくても良いので、とっても楽で安全だと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
紙の上に描いて考えても、実際にはいろんな要素が絡むので、とても複雑。
考えることはとても大事なことだと思います。
29インチ自転車を買いたいのでアドバイスを・・・・・そんな質問が多いので書いてみました~。
どうでしょ?
(MASARU)