やまめのブログ

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This article was written on 10 2月 2010, and is filled under タカギ家, レース・イベント, 旅行.

大雪の旅ものがたり。

雪と自転車。

雪と自転車。

週末は、山形県の東根雪祭りレースに行ってまいりました。当日のレースの様子はまたマサルさんがUpしてくれるでしょう。私はその前に記録しておきたい事が・・。

そう、ニュースなどでご存知の通り、先週の土曜は寒波襲来。新潟・東北は26年ぶりの大雪だそうで、その影響をもろに受けた私達。
もう本当に本当に大変でした・・・。今までの数々の旅の中でも思い出に残る旅になるでしょう。その様子をかかずにはいられない…

—————
2/6(Sat)


穂高を5amに出発。既に外は前夜から雪がしんしんと降り積もっていましたが、それでもここは10cmくらいな様子。この日は寒波ということでマサルさんも事前にネットで出発前に高速道路の閉鎖状況をチェック。通常、山形県東根市へは長野道→北陸道で6H ~7Hくらいだけれど、新潟方面の大雪で北陸道は通行止め。ということで、東北道まわりで行くことに。
ところが・・。走れば走るほど雪はどんどん降り続き、状況は悪化するばかり・・・。 

雪がどんどん降ってきたんでスッテ!!

車がたくさん立往生だったんでスッテ!!

さすがに東北道は通ってるでしょう~、と思いきや。
#長野道→上信越:雪で通行止めのため富岡で降ろされる→(下道)→北関東自動車道→R50(下道)→佐野藤岡でようやく東北道に乗るも、またまた通行止めにより那須で降ろされるハメに。。 
天候はどんどん悪化、横殴りの雪になっていき、ワイパーも凍り、視界もどんどん悪くなり、周りにはスリップしたり、雪に突っ込んだりしている事故車続出で大渋滞で全く進まず・・・。

これでは夜にバイクスポーツキッドさんがしてくれる歓迎会までに間に合わない~!ということで、道産子のマサル氏、雪でマヒした国道を諦め、福島の白河からは東北道もその時点では通っていたので、那須から白河まで山越えを決行。

山越え。

猛吹雪の山越え。

さすが生粋の道産子、数々の溝が見えない山道や、カチコチに凍っている難所を自由自在に滑りながら車を全てコントロールして、大雪のくねくね道も安全にしかも速く走る術は一種の感動ものでした。 いや、道産子だからというより、根っからの車好きで昔は雪が降ると峠を攻めに行ってたとか何とか言っているので、きっとそのおかげでしょうか・・。

そしてようやく白河にたどり着いたのは既に出発から8時間。。 するとなんと雪の状況はさらに悪化していて、そこから先の東北道も通行止めに。白河からも国道4号線が大渋滞で全く動かず。。もうこれではいつになるか分からない・・ということで白河からとりあえず、さらに山を越えて会津若松へ行くことに。 
このときの福島は「日本?」とも思えるほど、視界はゼロ、時々本当にホワイトアウトになって。スキー場でも体験したことがないほどの地吹雪。恐ろしかったです・・。 道産子が「北海道でもこんな経験したこと無い・・」と言うほどすごかった・・・。
雪国の人。

雪国の人。

 
しかも山の道の駅で止まってマサル氏が夏ワイパーをたたいていた時、ものすごい地吹雪で彼の姿も見えなくなり、私も最初はは見えていたのでトイレに行こうと思い、うっかり扉を開けてしまったが最後、ドバーっと雪煙が車内に入って純のところにまで来そうになったときには大声をあげて、すぐにドアを閉めました。。(←青ざめました)いや~ホント怖かったです。周りも見えなくなり、遭難したかと思いました。このときポールの温度計はー10℃となってましたっけ・・。

純はおかまいなしにスヤスヤと。

純はおかまいなしにスヤスヤと。

純は少し疲れてはいましたが、窓から雪景色を見たり寝たりと普段と変わらない様子だったのがなによりも救い。でも高速が使えない=オムツ替えシートのトイレが無い、のは子供連れには痛い! 今までは大人だけならコンビニのトイレでいいですが、子連れにはきれいな道の駅を必死に探したり、といざという時の勉強になりました。

結局、会津若松に到着したのは16時。もう完全に閉鎖されている東北道、もう八方ふさがりで、東根まで下道で行ってもきっと真夜中になるでしょう。 チーン。 ということでこの日の山形入りは諦め、会津若松で1泊することに。 コース整備手伝えなくてごめんなさい~。楽しみにしていた囲炉裏を囲んでの飲み会さようなら~。 

なぜか会津若松にて。

なぜか会津若松にて。

数回のトイレと簡単な昼食だけでほとんど休憩なしで走り続け、約10時間の運転(←もちろん雪の運転は私はできないのでマサルさん一人で)で福島止まり・・。こんな事は雪の時以外はそうそうありえないことでしょう。
しかも今回のは、会津の食堂のおばさんでさえ、「こんな大雪はじめて」と言っていましたから・・。

がんばったわが家のステップワゴンのステちゃん

がんばったわが家のステップワゴンのステちゃん

2/7(Sun)

昨晩は夕食後バタンキューの3人。 それでもどうしても11amスタートのレースに間に合うためには、5am起床、6amホテルをチェックアウト。 日曜は天気も回復傾向らしいけれど、夜も 降り続けた雪は朝方もずっと降り続け、高速はまだ開通せず・・。
結局 峠を越えて米沢まわりで東根へ向かいました。除雪で2mほどのある雪壁を横目に見ながら、スイスイ圧雪道を飛ばす道産子。米沢に入り、”山形県”の看板を見たときのうれしさと言ったら!言葉に表せません(笑)

日曜も早朝はまだこんな感じでした。

日曜も早朝はまだこんな感じでした。

走るにつれて雪も止み、快調に飛ばして東根に9amにとうとう到着~!

2Mくらい積もってましたヨ・・・

2Mくらい積もってましたヨ・・・

やっとの思いでたどりついたのでした。。結局2日かかって到着。本当に遠かった!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、この雪のおかげでコースのコンディションはばっちり!雪上レースですから、やっぱり雪が無いと~。
レースは50名以上の参加者で、とても盛り上がりました。私も一昨年走りましたが、雪面ライドは難しくて体力を使うだけに、短い時間でもゼーゼーハーハ、転びながら(でも痛くない)、どんどんクリアしていくような、おもしろさがあります、お祭りで楽しいオススメのレースですよ!

結局そのままトンボ帰りは大変なので、日曜は東根温泉でもう1泊。温泉につかって、3人でゆっくりと疲れを癒しました。
名物のレースの後のすいとんも玉こんも食べれたし、その後キッドさんで山形のおいしい食事もさせてもらって、大満足。

レース名物すいとんの炊き出し。

レース名物すいとんの炊き出し。

帰りも8時間ほどかかって、ホント今回は雪で大変だったけど、二度と忘れられない、いい思い出になりました。

よくがんばりました~。

よくがんばりました~。

 ちょっと無理させちゃってごめんね。でもまた夏の大会も来ようね~。
またまた長文になってしまいました・・・ご拝読ありがとうございます!

(Chie) 

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4 Comments

  1. ジン
    2010 年 2 月 10 日

    おつかれさまでした~

    子連れの遠出、大変ですよね。
    我が家は後部席でのおむつ換えはよくやりました。

    手を洗う場所がないのが難点ですが。

  2. ばうあ
    2010 年 2 月 11 日

    先日はお疲れサマでした。
    最後まで、校長にアドバイスを頂いていた女性(自称トライアスリート)の夫でゴザイマス。

    ずいぶん、ご苦労のあった旅のようですが、無事に帰れたようで・・
    純君は、体調崩してないでしょうか?
    ウチは、子供たちをジジババに預けておりました(汗)
    妻は、かなり感激しておりまして、またお会いできる日を楽しみしております。

  3. こげこげデザイン部
    2010 年 2 月 11 日

    うわー、お疲れさまでした。
    福島出身だけど、こんな大雪は経験したことないです!
    小さいジュンくんがこんなに長旅するなんてエライですね。

  4. めぐりんこ
    2010 年 2 月 12 日

    ちえー
    ジュンくんとあひるのぬいぐるみ、どちらが主役かわからないくらい笑 一緒に埋もれてる写真がすごいかわいくてついコメント。^^家族みんな元気そうで何より!こちらも変わらず元気ですーまたね!!