お久しぶりの教科書ですよ~。
今日のお題は、「腿(もも)がパンパンになる理由」です。
自転車に乗ると・・・・立ち漕ぎをすると・・・腿がメチャクチャ疲れるという方が多いです。
だから立ち漕ぎは苦手で・・・・・・・。
そうでしょうねぇ。
では、何故腿がパンパンになるのか?
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キーワードは「空気椅子」です。
背中が真っ直ぐなワタクシの乗り方でも、猫背の乗り方でも、同じことが原因なんです。
ではでは、スクワットの姿勢をとってみましょうか。
背中を真っ直ぐにして身体を起こし、首の後ろに棒を持ち、胸を開くスタイルになりましたか?
その状態で踵(後ろ側に)に体重を乗せてスクワットをしてみてください。
・・・・・・・・・・腿パンパンになりませんか?
これ、俗に言う「空気椅子」状態です。
腿を鍛えたければ、空気椅子でしょうねぇ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一休みして・・・・・・・・・
では、そのまま体を前に倒して、気持ち前に体重を乗せた状態でスクワットしてみましょうか?
ぜんぜん辛くないでしょ?
これ、脚が地球の中心に向かって落ちて行く骨盤の角度になっているからなんです。
頭とお尻の重さのバランスが取れていれば、腿はパンパンになり難いです。
足の裏の感覚が後ろよりの過重だったり、足を前に蹴り出していると、腿はすぐにパンパンになります。
腹筋に力を入れてお腹を凹ませていると、骨盤が後ろ側に寝てしまうので、相当前に倒れなければパンパンになるでしょう。
お腹を凹ませる乗り方が、ハンドルを低く遠くというのは、この事からも「当たり前の事」だということが判るでしょう。
だって思いっきり倒さなきゃ、空気椅子で腿がパンパンになるから・・・・。
立ち漕ぎでパンパンになる人は、立ち漕ぎの時にもっと前に体重乗せないとパンパンになります。
猫背で乗っていたら、お腹を凹ませている分だけ更に前です。
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骨盤を被せちゃって、背中真っ直ぐお腹ポッコリの乗り方のハンドル位置が高くなる理由がココにあるんです。
だって、脚を地球の中心に向かって出しやすいですから・・・そんなに身体を倒さなくたって。
あ、ワタクシが教えている骨盤を被せる乗り方は、お腹を凹ませる乗り方よりもハンドル位置は高いですが、下ハンドルを持っているときの姿勢は、猫背の乗り方よりも低い姿勢で、地面と平行近くまで寝ます。
腹筋も背筋もリラックスしてお腹ポッコリ出しているので、低い姿勢でも呼吸は全く苦しくありません。
ポッコリ出たお腹は、ちょっと開いている膝の間に収まるので、お腹を蹴飛ばすことはありません。
猫背は内股、背中真っ直ぐなら外股になるお話は前に書きましたよね?
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腿がパンパンにならないようにするためには、脚を地球の中心に向かって落とす!!
空気椅子にならないこと!!
これだけです。
骨盤が後ろに倒れてから前に倒すのが、お腹を凹ませて猫背の乗り方。
骨盤が即前に倒れるのがワタクシの教える背中真っ直ぐお腹ポッコリの乗り方。
猫背で身体起こした状態のスクワット・・・・・・・・・・・・腿がかわいそうです・・・・。
股関節は自由に動かないし・・・・・・・・・腰も痛めますよ・・・。
腿がパンパンになる理由、わかりましたか?
ツールドフランス見てますか?
足を前に蹴りだしている選手も、ハンドルを引っ張っている選手も、あまり見当たりません。
お腹ポッコリ、背中真っ直ぐ、ハンドルに加重していて、外股気味の選手、結構目立つと思いますよ~。
(masaru)
今日の記事は自分にとってタイムリーな内容です。
何をどうやっても腿がパンパンになるので、立ち漕ぎは大の苦手でした( ̄▽ ̄;)
でも先日のロードの学校で、コツを掴みましたよ~。
19日の日曜日にお世話になりました。
ありがとうございました。
腿がパンパンにならない位置を探し当てて立ち漕ぎをすると、
ハンドルを上手く押すことができて、幅が狭いハンドルでも自転車を
振ることが出来ました。
益々、坂が好きになってしまいました。
今度は天気の良い日に入校して、もっともっと教えていただきたいと
思います。
8月の猿蔵スクールに息子が参加します。
宜しくお願い致します。
その前に予習をと思いブログを拝見させて頂いてました〜
骨盤やお腹の説明を息子にすると、わたしのぽっこりお腹に爆笑してました…
まだ先ですが楽しみにしております。
7月24日ロードバイク教室でお世話になり、ありがとうございました。
お腹ポッコリ、背中まっすぐ、胸を開いてハンドルに寄りかかり、足を下に落とす事を大阪にて練習します。どれだけ楽に走れるか楽しみです。
空気椅子・・・高校の部活のときに、ペナルティーか何かでやらされました。
地球の重力圏内にいる以上は、重力とお友達になる必要がありますよね。
できの悪い生徒ですが、今後ともよろしくお願いします。