やまめのブログ

Information

This article was written on 07 6月 2009, and is filled under やまめの学校・教科書.

Current post is tagged

前後ブレーキの比率と重心

今週もたくさんの生徒さん、全国各地からお勉強に来てくださいました~。

いつも遠くからありがとうございます~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日はブレーキと重心の関係なんかを書いてみようかと思います。

ブレーキを掛けるときの、前後の比率ってどんな感じですか?

前7対後3?  前8対後2?

ものの本には、よくそのように書いてあります。

なんでそうなのかとゆいますと・・・・・・・ブレーキを掛けると重心がが前に移動してしまうので、後ろを強く握ると後輪が滑ってしまうからです。

でもこれって、いつも7対3とか8対2ではないの分かりますか?

その時の斜度・重心位置・ハンドルの高さ・・・・・・いろんな状況でその比率が変わるはずですよねぇ~。

でも、そんなに器用にブレーキを掛ける比率を変えるなんてことはできないでしょ?

ハンドルが低くて遠い自転車と、そうでない自転車。

お腹を凹ます乗り方と、ワタクシが教えている乗り方。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワタクシは、5対5で掛けていいよ~と教えています。

なぜならば、常にニュートラルな重心位置で乗りなさいと教えているからです。

そっちのほうが簡単だし・・・・・。

MTBで、激坂を下っているときに、8割で前ブレーキを掛けろと教わったという人が・・・・前転したことがあります・・・。

しかもポンピングブレーキで・・・・・・・・。←サスが沈んでぶっ飛びます・・

転んで当たり前です。

何のために、腰を引いているのか・・・・・・・・重心のバランスを取るためでしょ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワタクシの教える骨盤を倒す乗り方は、ハンドルが高くてステムが短いのに、サドルの後ろに座ったときには、背中が地面と平行になるくらいに背中はペッタンコに寝ます。←意外だとは思いますが

サドルの前や真ん中に座れば、身体を起こして乗ることもできます。

のぼりの斜度がきつくなったら、サドルのちょっと前に座ったりできるので、常に脚は地球の中心に向かって落ちてゆくんです。

腹筋に力を入れないし、お腹を凹ませないので、どんなに前傾をしても呼吸が苦しくなることはありません。

この骨盤を倒す姿勢は、下りのときでもまったく同じ姿勢です。

劇下りでサドルの後に腰を引いて座っても、身体を倒し骨盤を被せて下れば、ハンドルが遠くならず、腕には常に余裕があります。

重心をつかみやすい姿勢なので、ブレーキも一緒の力で掛けても全然OKです。

手をピンと伸ばして、サドルよりも後に腰をめちゃくちゃ引く下り方だと、腕が伸びきってしまい舵が効かないのが難点かと思います。

下りきったところで、お腹にサドルが刺さったりして危険なので、ワタクシは絶対にこの下り方は教えません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お腹を凹まさなければ、股関節は自由にたくさん動きます。

腹筋に力を入れたり、猫背では、股関節の動きが妨げられます。

これは、どんなスポーツにも共通していることなので、自転車以外でも役立つと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すべての動きが矛盾することなく連動しているので、骨盤を倒す乗り方を教えているんです。

登りも下りも平地も同じ乗り方で、その都度乗り方を変えなくてよいので簡単~♪

ブレーキ、あまり気にしたことないと思いますが、重心が関わっているという事を覚えておいてくださいね~。

骨盤は、常に脚が下に向かう角度に倒すべし倒すべし・・・・・。

(MASARU)

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 前後ブレーキの比率と重心
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
[`tweetmeme` not found]

2 Comments

  1. 自転車にはまる中年親父from富山
    2009 年 6 月 8 日

    6日の日はお世話になりました。
    賢氏の「スバラシ~」の言葉に乗せられて楽しい一日でした。
    気がつけばあっという間に6時前でしたね。

    昨日、一昨日の復習ランにとショップのファンライドへ行って参りました。

    曲げそうになる腰を伸ばして、下向きそうになる首をキチッと前に向け、踏みそうになるペダルをお尻、手の位置前後に動かして腰の角度を変えながら下に落としていく。
    結構、アップダウンのあるコースを自走含めて100km、オールアウターで行けました。
    シッティングで無理な所はもちろん、立ちこぎ(まだ、ダンシングにはなってません)でクリア。

    特に今回のセッティングで下ハンが抜群に使えるようになりました。
    昨日のランでもゆるい上りは楽々下ハンでした。
    なんだか、一人暴走気味でした。(自分としては結構余裕だったのに)

    ハンドル、ステム何にも交換しなくて良かったし、しばらく試行錯誤をしながら「やまめ」を熟成して行きますね。
    また、必ず伺います。

  2. shin2(シンジ)
    2009 年 6 月 8 日

    2日連続でありがとうございました。
    骨盤の角度、重心、呼吸することがいかに大切かというのよくわかりました。
    ロードではおなかが邪魔してうまく乗れませんでしたが・・・(笑」
    次回はきちんとしたシューズとペダルを変えてリベンジします。
    その前にMTBを何とかしたいです。
    自転車に乗ることが楽しくてたまらない2日でした。
    本当にありがとうございました!