やまめのブログ

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This article was written on 03 6月 2009, and is filled under やまめの学校・教科書.

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骨盤の角度と呼吸。

先日の骨盤のお話、とても反響が大きかったのでもう少し書きます。

足の出る方向は、骨盤の角度によって変わるということは、椅子の練習でわかりましたか?

ではでは、ここでとても大切なポイントをひとつ。

椅子に座って姿勢良く座ってくださいね~。

では、立ち上がれる骨盤の角度になるまで、身体を倒してください。

たぶん皆さん、骨盤を倒すことに意識が行っているので、息を知らず知らずのうちに止めてしまっていると思います。

では、立ち上がれた角度を覚えてくださいね~。

そしたら今度は、何でもいいから喋りながら身体を倒して立ち上がってください。

あら?さっきより倒さなくても簡単に立てたでしょ?

・・・・・・・・・・・・・

さらにさらに、今度は息を吸いながら立ち上がってみましょうかねぇ~。

さっきの角度じゃ立てないでしょ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不思議ねぇ~。

こうすることでわかる事は、息を吐いていると、浅い骨盤の角度でも立ててしまうという事です。

息を吸っている時は、腹筋がリラックスできていないんでしょうねぇ~。

リラックスするためには、息をちゃんと吐かないといけないという事です。

だからワタクシ、レースのときに笑いながら走っているんですねぇ~♪♪

笑いながら、よくあんなスピードで走れますねぇ・・・・・よく言われました。

そっちのほうが速く走れるからなんです。

力を入れなくても、足は勝手に落ちて行ってくれるし、息は苦しくないし。

骨盤の角度と重心が、ぴったり合った時、とんでもないスピードが楽に出るんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

同じところに座っていても、骨盤の角度が違えば、足の出る方向は変わる。

前に蹴りだすような起きた骨盤の角度だと、1時から3時くらいまでしかペダルに体重を乗せられないです。

これ、お腹を凹ます乗り方といっしょでしょ?

足が下に出る骨盤の角度なら、24時間営業!!

引き足はほとんど使わなくても、足が勝手に上がってきます、力んでいなければ。

よく何時から何時までペダルを・・・・と本に書いてありますが、骨盤の角度で変わっちゃうと言うことを理解してくださいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

骨盤の角度と呼吸が関係しているなんてことは、やってみなくては気がつかないでしょうねぇ~一生。

物理的に考えて理解しても、意外なことが関係していたりするんです、人間の身体。

ちゃんと呼吸してください!!って、言っている意味、わかりましたか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

野球でダブルプレーを取るためには、何度も何度も繰り返しダブルプレーを取るための練習をするでしょ?

その練習をしていなければ、ショートが捕球してセカンドにボール投げたら・・・・・・・誰もいなかった・・・なんてことになるでしょうねぇ。

自然に身体が動くようになる=身につくということ。

二つの事をいっぺんにできないないなら、まず一つの事を意識しなくてもできるようになること。

それができるようになったら、次のことを練習する。

それも意識しなくてもできるようになったら、さらに次へ・・・・。

いつの間にか意識しなくてもいろんな事ができるようになったら、それが身に付いたという事でしょ?

いきなりダブルプレーを取ろうとしていませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずリラックスして、骨盤を倒すことを練習してみたらどうですか?椅子の上で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

心拍数がどうこうよりも、ワタクシはこっちの方が大切ではないかと思っています。

そんなに器用じゃないですよ、人間って。

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5 Comments

  1. T@VXRS&amanda
    2009 年 6 月 3 日

    こんにちわ。いつもながらとてもわかりやすい説明ありがとうございます。私は会社でも例のシートを尻に敷いて、イメトレしています。現在ロードで175ミリクランクをテスト中ですが、しっかり骨盤をまげれば、きちんと脚がまわるので驚いています。私の身長からすれば信じられない長さなのですけれど。

  2. 川岸
    2009 年 6 月 3 日

    「なんか、格好ワリーフォーム!」
    と、友人から言われながら、自転車乗ってます。

    背中を、丸めて無いからでしょうかね?
    ハンドルが、近く高いからでしょうかね?
    フレームが、大きいからでしょうかね?
    (お腹を凹ませない→お腹が出てるから???)かな~?

    でも、速く楽に走ってます。

    ルーベに175クランク装着しました。
    あまり違和感有りません。
    今シーズンは、これで行こうと思います。

  3. さかなくん
    2009 年 6 月 3 日

    なんだか見透かされているようで。。。
    説教されている気分です(笑)

    腰を倒す動作は無意識にできるようになってます。
    骨盤の角度、先週から意識の中に入れていました。
    タイムリーな記事にびっくりです。

  4. NIGO
    2009 年 6 月 3 日

    うーーむ。。。前回のブログ講義でも凄いと思ったのに、なんと呼吸でこんなに違うんですか。。。

    たしかにかなり変わりますねぇ。。。本当に凄いな、マサル先生。

    どこでこういった感覚・理論を身につけられたのでしょうか。

    意識を無意識化するところまで言われるとは。。。

    こういうのって、いわゆる武術系の達人の方々の感覚ですよねぇ、普通。。。

    マサル先生がジュニアチームの強化コーチをやったら、将来のジャパンチームは絶対に強くなると思うんですけどーー!

    今回の講義もまたまた個人的に仕事に役立ちます。ありがとうございます(^^

    ああー僕も早く川岸さん(↑)のように、「格好ワリーフォーム」って言われたいーーっ!(笑)

  5.  まさる
    2009 年 6 月 5 日

    T@VXRS&amanda さん

    猫背や腹筋に力を入れなければ、股関節が自然に動くので、長いクランクでも回っちゃうでしょ~。
    自転車に乗っていないときも、椅子で練習できるのって素敵だと思いませんか?
    姿勢も良くなるし~。

    川岸さん

    ハンドルを近くして高くしているワタクシの乗り方って、後ろに座ってるときはハンドルの先端を持っているので、誰よりも身体が寝ていると思いますよ~。
    こっちの方が空気抵抗少なそうなんですけどねぇ~。
    お仲間が沢山来てくださるようですので、やまめっ子のお仲間が増えると思いますよ~。

    さかなさん

    さかなさんの今は、手に取るように分かりますよ~♪♪
    そのための教科書ですから~♪

    NIGOさん

    ワタクシの亡き父が、空手の先生でした。
    その父が教えていた空手は、柔術や合気道といったほかの武道も混ざったような、父親オリジナルのものだったんです。
    そこで教わったのが、「体の重心」でした。

    今ワタクシが教えていることは、空手ではなく自転車ですが、教えている内容はまったく同じ事なんです。

    自転車だけ重心のことを言わない、バランスをとりにくくて、呼吸をしにくい格好がフォームだ・・・・・・・そんなはずは無い筈です。

    人間の感覚は、そればっかりやっていると、研ぎ澄まされてゆきます。
    なにせ、毎日スクールで教えていますから、人の癖や重心位置も、分かっちゃうようになりました~。

    特別じゃないですよね~自転車も。