先日の骨盤のお話、とても反響が大きかったのでもう少し書きます。
足の出る方向は、骨盤の角度によって変わるということは、椅子の練習でわかりましたか?
ではでは、ここでとても大切なポイントをひとつ。
椅子に座って姿勢良く座ってくださいね~。
では、立ち上がれる骨盤の角度になるまで、身体を倒してください。
たぶん皆さん、骨盤を倒すことに意識が行っているので、息を知らず知らずのうちに止めてしまっていると思います。
では、立ち上がれた角度を覚えてくださいね~。
そしたら今度は、何でもいいから喋りながら身体を倒して立ち上がってください。
あら?さっきより倒さなくても簡単に立てたでしょ?
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さらにさらに、今度は息を吸いながら立ち上がってみましょうかねぇ~。
さっきの角度じゃ立てないでしょ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不思議ねぇ~。
こうすることでわかる事は、息を吐いていると、浅い骨盤の角度でも立ててしまうという事です。
息を吸っている時は、腹筋がリラックスできていないんでしょうねぇ~。
リラックスするためには、息をちゃんと吐かないといけないという事です。
だからワタクシ、レースのときに笑いながら走っているんですねぇ~♪♪
笑いながら、よくあんなスピードで走れますねぇ・・・・・よく言われました。
そっちのほうが速く走れるからなんです。
力を入れなくても、足は勝手に落ちて行ってくれるし、息は苦しくないし。
骨盤の角度と重心が、ぴったり合った時、とんでもないスピードが楽に出るんです。
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同じところに座っていても、骨盤の角度が違えば、足の出る方向は変わる。
前に蹴りだすような起きた骨盤の角度だと、1時から3時くらいまでしかペダルに体重を乗せられないです。
これ、お腹を凹ます乗り方といっしょでしょ?
足が下に出る骨盤の角度なら、24時間営業!!
引き足はほとんど使わなくても、足が勝手に上がってきます、力んでいなければ。
よく何時から何時までペダルを・・・・と本に書いてありますが、骨盤の角度で変わっちゃうと言うことを理解してくださいませ。
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骨盤の角度と呼吸が関係しているなんてことは、やってみなくては気がつかないでしょうねぇ~一生。
物理的に考えて理解しても、意外なことが関係していたりするんです、人間の身体。
ちゃんと呼吸してください!!って、言っている意味、わかりましたか?
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野球でダブルプレーを取るためには、何度も何度も繰り返しダブルプレーを取るための練習をするでしょ?
その練習をしていなければ、ショートが捕球してセカンドにボール投げたら・・・・・・・誰もいなかった・・・なんてことになるでしょうねぇ。
自然に身体が動くようになる=身につくということ。
二つの事をいっぺんにできないないなら、まず一つの事を意識しなくてもできるようになること。
それができるようになったら、次のことを練習する。
それも意識しなくてもできるようになったら、さらに次へ・・・・。
いつの間にか意識しなくてもいろんな事ができるようになったら、それが身に付いたという事でしょ?
いきなりダブルプレーを取ろうとしていませんか?
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まずリラックスして、骨盤を倒すことを練習してみたらどうですか?椅子の上で。
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心拍数がどうこうよりも、ワタクシはこっちの方が大切ではないかと思っています。
そんなに器用じゃないですよ、人間って。
こんにちわ。いつもながらとてもわかりやすい説明ありがとうございます。私は会社でも例のシートを尻に敷いて、イメトレしています。現在ロードで175ミリクランクをテスト中ですが、しっかり骨盤をまげれば、きちんと脚がまわるので驚いています。私の身長からすれば信じられない長さなのですけれど。
「なんか、格好ワリーフォーム!」
と、友人から言われながら、自転車乗ってます。
背中を、丸めて無いからでしょうかね?
ハンドルが、近く高いからでしょうかね?
フレームが、大きいからでしょうかね?
(お腹を凹ませない→お腹が出てるから???)かな~?
でも、速く楽に走ってます。
ルーベに175クランク装着しました。
あまり違和感有りません。
今シーズンは、これで行こうと思います。
なんだか見透かされているようで。。。
説教されている気分です(笑)
腰を倒す動作は無意識にできるようになってます。
骨盤の角度、先週から意識の中に入れていました。
タイムリーな記事にびっくりです。
うーーむ。。。前回のブログ講義でも凄いと思ったのに、なんと呼吸でこんなに違うんですか。。。
たしかにかなり変わりますねぇ。。。本当に凄いな、マサル先生。
どこでこういった感覚・理論を身につけられたのでしょうか。
意識を無意識化するところまで言われるとは。。。
こういうのって、いわゆる武術系の達人の方々の感覚ですよねぇ、普通。。。
マサル先生がジュニアチームの強化コーチをやったら、将来のジャパンチームは絶対に強くなると思うんですけどーー!
今回の講義もまたまた個人的に仕事に役立ちます。ありがとうございます(^^
ああー僕も早く川岸さん(↑)のように、「格好ワリーフォーム」って言われたいーーっ!(笑)
T@VXRS&amanda さん
猫背や腹筋に力を入れなければ、股関節が自然に動くので、長いクランクでも回っちゃうでしょ~。
自転車に乗っていないときも、椅子で練習できるのって素敵だと思いませんか?
姿勢も良くなるし~。
川岸さん
ハンドルを近くして高くしているワタクシの乗り方って、後ろに座ってるときはハンドルの先端を持っているので、誰よりも身体が寝ていると思いますよ~。
こっちの方が空気抵抗少なそうなんですけどねぇ~。
お仲間が沢山来てくださるようですので、やまめっ子のお仲間が増えると思いますよ~。
さかなさん
さかなさんの今は、手に取るように分かりますよ~♪♪
そのための教科書ですから~♪
NIGOさん
ワタクシの亡き父が、空手の先生でした。
その父が教えていた空手は、柔術や合気道といったほかの武道も混ざったような、父親オリジナルのものだったんです。
そこで教わったのが、「体の重心」でした。
今ワタクシが教えていることは、空手ではなく自転車ですが、教えている内容はまったく同じ事なんです。
自転車だけ重心のことを言わない、バランスをとりにくくて、呼吸をしにくい格好がフォームだ・・・・・・・そんなはずは無い筈です。
人間の感覚は、そればっかりやっていると、研ぎ澄まされてゆきます。
なにせ、毎日スクールで教えていますから、人の癖や重心位置も、分かっちゃうようになりました~。
特別じゃないですよね~自転車も。